NAVIGATORIA
 
今まで読んだ本のレビューなど。
 

AIで普通の動画を3D動画に変換する


2005年11月24日を表示

今昔物語

書籍名 今昔物語
カテゴリー 日本文学       
著者名 不明
発行年(西暦) ----  
出版者 岩波など

平安時代に書かれた短編集。
一話一話が非常に短く読みやすい文体で書かれている。
大学や高校入試の古文でよく出題されているので読んだことがある人も多いのでは?
教科書にもよく載っているので全部を読んではいなくても知っている人も多いかもしれない。

中でも私が好きなのは『狐の珠』、『篠竹姫』など。
現代語訳で読んだので各話の題名は恐らく本によって違うと思う。

何話か読んでみて自分の好みの話を探すのもいいかもしれない。
現代風に言えばホラーからギャグまで揃ったオムニバス。
一話一話が短いので電車の中で少しづつ読む人にもお勧めです。
原文でも比較的簡単なので、受験生は現代語訳ではなく、原文に挑戦するのも良いかも!?
(私は中学の時に読んでいました。注釈付ので)



11月24日(木)05:05 | トラックバック(0) | コメント(0) | 古典 日本 | 管理

落窪物語

書籍名 落窪物語
カテゴリー 日本文学       
著者 不明
発行年(西暦) ----  
出版者 岩波など

日本の古典作品です。

通称(?)和製シンデレラストーリー!!

皇族の血を引く母を持ちながら、早くにその母が亡くなり、後ろ盾がない為に継母から冷たい仕打ちを受けていた落窪の姫。
彼女が信じられる相手は女房の阿漕と継妹の六の姫、そして慕ってくれる幼い継弟。
阿漕には帯刀と言う恋人がいる。
彼は自分が仕える相手であり乳兄弟であり友人でもある中将に阿漕が使えている姫の哀れな境遇を話すとまだ恋人を持たない中将は大いに興味を示し、姫に恋文を送った。
なかなか返事をよこさない姫にいらだつ中将だったが、やがて帰ってきた姫の返事を見ると遊び半分でいたものが徐々に本気になっていく。
そして、帯刀の手引きで夜中に姫の元を訪れた中将は美しさだけでなく内面の素晴らしさに完全に恋に落ちてしまう。
また姫のほうも、初めはいきなり現れた中将に驚き恐れていたが、彼の優しさに惹かれる。

その日から三日間中将は何があっても(特に3日目は面白い)姫の下に通い続けた。

それから姫が他の男と結婚させられそうになったり、中将が姫を救いに来たり、中将が(あくまでも彼が行ったのであり姫は止める)姫の継母に復讐したりと非常に面白い展開を見せる。

私が特にお勧めするのは岩波文庫から出ている田辺聖子版の現代語訳。
彼女の訳は非常に分りやすく面白い。
500円程度のものだし、図書館にも必ず置いてあるので一度手に取ってみてもらいたい。



11月24日(木)05:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 古典 日本 | 管理

とりかえばや物語

書籍名 とりかえばや物語
カテゴリー 日本文学       
著者名 不明
発行年(西暦) ----  
出版者 岩波など

日本の古典文学作品。
平安時代に書かれたもので、誰が書いたのかも分らないけれど、ストーリーは非常に面白い。
現在売り出されてもきっと売れた事だろう。
翻案が出れば中高生あたりも好みそうだ。
現に私がこの作品にはまったのは中学2年の頃のことだ。
男女どちらでも楽しめるストーリーだと思う。

あらすじは
主人公は貴族の双子の姉弟。
彼らが性別を逆に育ってしまう事から始まる。
今で言う性同一性障害だ。

やがて、たくましく成長した姉は元服し宮仕えの身となる。
一方ますます淑やかに美しく弟は裳上げをし、皇女の下で女房として仕える事になる。

そんな二人が一方は幼馴染に女だとばれてしまったり、一方は皇女を好きになってしまったりと言うように色々な事を経験し、最終的に互いにもとの性別に戻るという話だ。

上手くこの物語の面白さを伝えられない事が非常にもどかしいが、是非一読する事をお勧めしたい。

1000年も昔に、こんなにも面白い話を書いた人がいたのか、ときっと必ず驚くはずだ。
同じ(?)宮廷文学でも源氏物語より遥かに娯楽性に優れていると私は思う。
あまり有名な作品ではない事が非常に悲しい。
受験にはまず出てこないし、授業でもほとんど取り上げられる事などないだろう。
便覧の隅っこに小さく載っている程度なものだ。
チャートにも退廃的文学と小さく記されていただけだった。

だが、絶対これは面白いと思う。
昔、漫画化されたことがあったが、原作を読んでみる事をお勧めする。
勿論、現代語訳で。
原文をそのまま読むのは古文が得意な方だけにしてください。
源氏物語を原文で読んだ、と言う方には簡単でしょうが、あまりそういう人は多くないと思われるので。

因みに、題名の「とりかえばや」とは、
この二人の性が逆であったら良かったのに、
という双子の父親の思いである。



11月24日(木)04:58 | トラックバック(0) | コメント(0) | 古典 日本 | 管理

モンテ・クリスト伯 (巌窟王)

書籍名 モンテ・クリスト伯 (巌窟王)
カテゴリー 海外文学(古典)       
著者名 アレクサンドル・デュマ
発行年(西暦) ----  
出版者 岩波文庫 全7巻

何だかこのコーナーがSFとFTだけになっている気がしたのでたまには文学作品と言う事で。

この作品を私が初めて読んだのは中学生の時。当時の私のはまりぶりは尋常ではない。
その時読んだのは子供向けに簡略化された、暑さも1.5cm位しかないような本で、題も邦題の「巌窟王」だった。まず、それを読んではまり、次に厚さ5cm位の分厚い世界文学全集の「モンテ・クリスト伯」に手を出した。
そこで更にはまって、終には親にねだって岩波文庫から出ている全7巻を買ってもらった程。父もまた本作品の愛読者であったお陰で、すんなりと買ってもらえた。

ストーリーを説明すると以下の通り。

善良でハンサムな若き船乗り、エドモン・ダンテス。
彼は今回の旅程中、急病で亡くなった船長に代わり見事に責任を果たし、次期船長昇進も確実に。そして婚約者メルセデスとの結婚も間近に控え幸せの絶頂いた。
だが、彼の昇進を妬む同僚とメルセデスに横恋慕する彼女の従兄との罠に嵌る。本来ならばその冤罪は晴らされるはずだった。しかし父親を庇う判事によって無罪でありながら彼は投獄されてしまう。
獄中で送る失意の日々。日の光も指さぬそこで、それでも彼は冤罪が晴らされ釈放される日が来る事を信じ疑わず、必死に生き抜こうと挙がいていた。
けれど、数年の時が無為に過ぎ去り、やがて彼は生を放棄しようとする。
そんな時、彼はある音を聴いた。
それは、彼と同じように無実の罪で投獄された者が脱獄を試みようとする音だった。
生きる気力を取り戻した彼はある限りの物を駆使し、頑強な牢に抜け道を作り始めた。
ある日、相手の彫る音が徐々に近づいてきていることに彼は気付いた。
彼の部屋の床石の一つが動き・・・そうして二人は出会う。
この出会いがなければ、エドモンは失意のうちにその生を終え、モンテ・クリスト伯が誕生する事はなかっただろう。
その床石の下から現れたのは一人の老人。
彼もまた冤罪によって投獄された一人だった。
その老人がファリア神父。
エドモンは復讐の為、彼の教えを受け教養・智謀・剣など上流階級に必要な全てを学んでいく。
14年の歳月を経て脱獄に成功したエドモンを待っていたのは父の死と、メルセデスの結婚の知らせだった。

エドモンはファリア神父から伝え聞いたスパダの秘宝を手に入れると、その莫大な財によって爵位を買い、モンテ・クリスト伯としてかつての知り合いたちの前に現れた。
彼はかつて自分をはめた者達をその智謀と財力によって、徐々に追い詰めていく。


簡単な説明になってないな・・・。その上読みにくい。
まぁ、それだけ私のこの作品に対する思い入れが強いという事で・・・。

本当に簡単に説明してしまえば、
善良で優秀で純朴なだけが取り柄だった美形青年エドモン・ダンテスが、その幸せを妬まれ罠にはめられて投獄されてしまう。そこで出会った神父から様々な事を学んで、教養溢れ、智謀に長けた、金持ちの素晴らしい貴族の、滅茶苦茶に良い男になって復讐を果たす、
という話。

何か凄くいい加減な説明になってしまった・・・。

兎に角、この作品はお勧め!!!!!
デュマといえば「三銃士(ダルタニャン物語)」の方が有名だけれど、私は断然こちらをお勧めします。
全てを読み終わった後のあの何とも言えないと感じ……。
っ最高です!!

この本は読んで絶対に損はありません。

補足
2004年にアニメ化もされましたが、原作と比べたら駄作もいいとこです。あれはあれで良いとこもありますが、原作の方が断然素晴らしいです。
2002年に映画化もされましたが、 終り方があんまりです。
なんでもハッピーエンドにすれば良いってもんじゃないんです!!
あんな最後、原作ファンとして認められるかぁ~!!!



11月24日(木)04:54 | トラックバック(0) | コメント(0) | 古典 海外 | 管理

イリーガル・エイリアン

書籍名 イリーガル・エイリアン 【ILLEGAL ALIEN】
カテゴリー SF  
著者名 ロバート・J・ソウヤー
発行年(西暦) 2002  
出版者 早川書房 ハヤカワ文庫・SF

これは純粋にSFのカテゴリにくくってしまって言いものか正直の所迷わずにはいられない。
何故ならば、ファースト・コンタクトSFとして始まりながら、なんと法廷ミステリでもあるからだ!!
だが、そんな分類の問題など関係なく、面白い。
兎に角、面白い。
それ以外に感想を書けといわれても不可能だ。

今までミステリはほとんど読んだ事がないが、これは本当に面白い。
これからはミステリも読んでみようかという気にさせられる。

粗筋を簡単に説明しよう。
人類が始めて遭遇したエイリアン、トソク族。
地球に飛来した彼らは暫しの間滞在する事になった。
そこまではまるで問題はなかった。
だが、そのトソク族の滞在施設で地球人の惨殺死体が見つかった!
そして、逮捕された容疑者はエイリアン。
世界中の注目を浴びる中、前代未聞の裁判が始まって・・・。

と、まぁこんな感じだ。
話自体が非常に良く練られている作品。
ある一辺だけで見れば使い古されたネタとも言えるのに、非常に面白いストーリーとして生まれ変わっている。
SFファンにもミステリファンにもそれ以外の方にも、是非一読をお勧めする。
因みに本作品は2003年度星雲賞長編部門を受賞している。


他にもソウヤー作品では「Hominids (ホミニッズ)」などが2003年度ヒューゴー賞長編部門等を受賞している。
細部にまでSFの面白さを散りばめた作品が多く、また、本作のみならずSFだけでなく、ミステリとの融合作が多い。
SFファンだけが楽しむのは惜しい作品だ。



11月24日(木)04:42 | トラックバック(0) | コメント(0) | SF sience fiction | 管理


(2/4ページ)
最初 1 >2< 3 4 最後