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第六大陸

書籍名 第六大陸
カテゴリー  SF
著者名 小川 一水
発行年(西暦) 2003  
出版者 早川書房

初の日本の作品紹介はSFとなりました。

小川一水の「第六大陸」。
おそらく、あれで完結だと思うので全2巻です。

今から数十年後に人類が月に進出する話。
月に行くだけならかつて人類は幾度か行っているけれど、未だに住んではいない。
それどころか有人基地だって存在してはいない。

それを民間企業がやっちゃおう!って始めたのがこの話。
中心になって計画を進めているのは何と13歳の少女!
それもそんな計画を思いつくんだから唯の女の子、ではない。
この年にして既に大学も卒業してしまっているというとてつもなく大人びた天才美少女。
それが、桃園寺妙(とうえんじ たえ)。
そして彼女を支えているのが、主人公・青峰走也。
月に作られる事になった「第六大陸」(何と結婚式場)の制作にあったっている作業員の中心的人物。海底都市やヒマラヤの高山、地球上の苛酷環境で多くの建造物を造り上げて来た御鳥羽建設の社員だ。計画当初からの参加者で最も経験が豊富でいなくてはならない存在となっている。
いや、最初に妙と走也が出会っていなければこのストーリー自体進まないだろう。

何百億円と言う予算を使い、NASAの妨害にあったり、次々発生する問題点・危機、そして惜しい犠牲を払いながらも、彼らは世界中の夢を持つ人々からの声に圧されて次々とそれらを克服し、10年もの歳月をかけ第六大陸は完成していく。
その中で妙は人間として成長し、父親との長年の確執を埋め、そして走也との距離を縮めていく。

1巻では13歳と25歳と言う一回りも年の離れたカップルは一見異様に見えなくもないけれど(特に走也、お前はロリコンか、と問いたくなるが)、2巻では24歳になった妙とつりあっている。寧ろ精神年齢が高い妙には彼くらい年が離れている方が良いのだろう。ま、10年たてば気にならない差だしね。

最後には異星人とのコンタクトも仄めかされていてSF度も満点、恋愛要素も十分で、少女の成長の物語でもある。

これを読まない手はありません。
舞台も何百年も未来、と言うことではなく、SFというよりは、もうあと20年もすれば現実に起こりうる、そんな話です。
SFファンのみならず、全ての読書好きの方にお勧めします!!



11月24日(木)04:29 | トラックバック(0) | コメント(0) | SF sience fiction | 管理

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